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文/植木 務(上越市大島区田麦在住)

[2008年9月20日]

<此夏記’08>
 温暖化と云われた今夏も、クーラーは一度もつけませんでした。
居間で30℃を超えたのは2日ほど、明け方は肌寒い夜もありました。日本各地で局地的豪雨・洪水の被害が多発し、前例のない異様な夏の印象が強かったと思います。我家でも盆の頃、短時間の集中的な強雨・雷光・雷音が激しく窓ガラスも割れんばかり。・・・またまたTVが故障しました。
帰省の孫たちにも一味違った夏休みだったかも知れません。

<ボーリングのバイト>
 当地は80ー280万年の短時間で海底から隆起して出来た、日本で有数の若い陸地。褶曲山脈と地すべり地の地形が地質的な特徴だそうです。
8月末から県事業の田麦周辺の地質調査作業に乞われて手子のアルバイトをしました。集落は稲刈り前の多忙な時期で人手が少なく、半人前の私にも声掛けを貰い稀有な体験をしました。現場は山あいの中腹、炎天雨天もあった短い期間でしたが、地層サンプルを掘出す作業に興味深々の日々でした。

<自然観察指導員>
 (財)日本自然保護協会の2泊3日の指導員講座を受けました。
最長日程=6:30am−10:00pm、昼食夕食の最短時間=25分のスケジュール。終講は風雨の中で、65人の参加者夫々が独力で観察会の設計と実演をし、その評価を経て、私も何とか修了証を貰ってきました。
最大の収穫は、自然観察会は手段であり、目的は「自然保護思想の普及」である、とメイン講座で諄々と教わった事。「目から鱗・・」でした。

<養成講座スタッフ>
 「ネイチャーゲーム」リーダー養成講座に、今年も運営スタッフとして参加しました。
講師は千葉と長野からの御二人、受講者は県内、富山、長野、山梨、東京からと男女半々多彩でした。講義は座学7単位・実習8単位。こちらも最長日程=6:30am−9:00pmの2泊3日。比較的現役の方が多く「自然案内人」の理念と役割を実務に生かしたいという明確な目的を持って参加された様に見受けました。
 妙高の大自然のフィールドの中で互いに心を通わせ和気藹々、閉講式にはハプニングで合唱のタクトを振る方も現れ感動。講師、受講者、運営の手伝い役として遣り甲斐を感じた講座でした。

写真は、地質調査のプロの方々と共に。現場に下る前

 

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