キイトトンボ[イトトンボ科] 夏に多く、田の周りでよく見かけるイトトンボです。大島村ではこのイトトンボの仲間を神様トンボといっています。  

モノサシトンボ [イトトンボ科] 腹部が、ものさしの目盛りのようです。


アオイトトンボ[イトトンボ科] 6月に羽化し、10月ころまでよく見られます。  山道や林の縁の植物に羽を広げて止まります。秋遅く小春日和に見かけることもあります。

オツネントンボ[イトトンボ科] 人家の板塀のすき間や木の皮、石垣のすき間などで、成虫で冬を越します。部屋を暖めると飛び出してきて冬に見られるトンボとして時々話題になります。

オニヤンマ[オニヤンマ科] 東頚城では近年数が増えています。幼虫は、流れる水にすみ、郡内の川のほとんどでヤゴが見つかります。大型の鳥の餌として貴重です。

ルリボシヤンマ[ヤンマ科] オオルリボシヤンマとほぼ同じ習性生態をもっていますが、やや浅い沼や池に産卵します。池や田などより、沢筋に多く、8月下旬から10月まで見られます。

オオルリボシヤンマ[ヤンマ科] 深い池や沼の植物の茎に卵を産みます。ふ化した幼虫は4年後に成虫になります。


ギンヤンマ[ヤンマ科] ほとんど見られなくなったのが、近年少しずつ見られるようになっています。

シオカラトンボ [トンボ科] メスは、ムギワラトンボと呼ばれ、親しまれています。


オオシオカラトンボ [トンボ科] 水面などに突き出たものがあると、それに静止してなわばりを作ります。


コフキトンボ[トンボ科] シオカラトンボを一回り小さくしたようなトンボです。平地の有機質の多い池に見られます。小海の池は、高さの限界と考えられます。群れをなす習性があり、枝に鈴なりに止まることがあります。

アキアカネ[トンボ科] 6月ころ田で一斉に羽化し、夏の暑い時期に山に昇り、秋になるとふもとに降りて群れをつくります。赤とんぼの代表です。

マユタテアカネ[トンボ科] 池や沼、水田などで6月ころ羽化します。日陰を好み、林内の草むらに多く見られます。秋遅くまで飛ぶ、赤とんぼの仲間です。飛び方が弱く簡単につかまります。

ノシメトンボ[トンボ科] ノシメトンボは、はねの先に黒褐色の帯があり、胸のわきには上のへりまでとどく2本の太くて黒いすじがあります。雄は成熟すると真っ赤になる赤とんぼの仲間です。

コノシメトンボ [トンボ科] 胸のわきの黒いすじが、1本目は、上のほうで折れ曲がり、2本目のすじにつながっています。  ノシメトンボやアキアカネと混じって飛ぶ赤とんぼの仲間です。

キトンボ [トンボ科] 池や沼の水草に産卵し、水面に突き出た枝に静止して、なわばりを持ちます。秋の終まで小春日和によく見ます。


コシアキトンボ [トンボ科] 成熟したオスは産まれた池に戻り強いなわばりを持ちます。有機質の多い池に見られ、最近町中でも見られます。

オオヤマトンボ[トンボ科] 6月ころ羽化し、9月まで見られます。小海の池では、池の縁に沿ってパトロールしています。  似た仲間にコヤマトンボがいます。

ショウジョウトンボ[トンボ科] 近年ほとんど見られなくなりましたが、大島村では局地的に相当数見られます。熱帯地方のトンボです。