石平はるひこ
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2012,10,17, Wednesday
関西圏との経済交流セミナーが開かれました。
本日、15時30分から直江津駅前のホテルハイマートで「関西圏との経済交流セミナー」が開催され、参加しました。
主催は、新幹線まちづくり推進上越広域連携会議(以下「連携会議」といいます。)です。
北陸新幹線の開業を新たなビジネスチャンスととらえ、開業による時間短縮を活かそうとの視点から、関西圏に目を向ける(あるいは関西圏から目を向けてもらう)具体的な一歩として開かれたものです。
連携会議の会長である上越観光コンベンション協会会長で上越商工会議所の田中会頭がだいぶ長めのあいさつをした後、同顧問の村山・上越市長が簡潔にあいさつしました。お二方とも新幹線開業のビッグチャンスに対する期待と取組の決意を述べました。
」
村山市長のあいさつ。手前が会長の田中会頭。奥が講師の神田氏
その後、「新幹線開業が当地域にもたらすインパクト」と題して連携会議事務局長の竹田・上越市企画政策部長が、北陸新幹線の開業効果やインパクトについて各種のデータを使って説明しながら、現在行っている開業に向けたまちづくりとして、新幹線新駅周辺整備や連携会議の活動について報告を行いました。
竹田事務局長(市企画政策部長)の報告
神田・関西経済連合会地域連携部長の講演
続いて、本日のメインの講演を、関西経済連合会(以下「関経連」といいます。)・地域連携部の神田彰部長が「関西経済圏の現状と新幹線開業に期待すること」と題して行いました。
神田部長は、まず、関西経済圏の現状として、日本全体の約17%を占め、国際的にはオランダ1国に匹敵する経済規模を持つが、景気の動向としては、大企業を中心に穏やかな回復が見込まれるも内外に懸念材料が多く先行きが不透明である、と述べました。
そのような中で、関西活性化の取組として、本年から国の総合特区制度の指定を受けて「関西イノベーション国際戦略総合特区」を創設し、9地区において、ライフ分野(先端医療技術、先制医療、医療機器、医薬品)とグリーン分野(スマートコミュニティ、バッテリー)で新たな事業を展開している、と報告しました。
つまり、世界トップクラスのリーディング企業や世界屈指の大学・研究機関、科学技術基盤の集積する関西のポテンシャルをフルに活用し、国際競争力向上のための「イノベーションプラットホーム」(実用化・市場づくりを目指したイノベーションを次々と創出する仕組み)を構築するということで、一事例を挙げると、先ごろノーベル医学・生理学賞に輝いた山中伸弥教授の率いる京都大学の「iPS細胞バンク」もその対象となっています。
さらに、交通物流基盤整備として、2空港の経営統合と成長戦略、阪神港の経営改革と貨物量増加、高速道路のミッシングリンク(未整備の部分)早期解消などの取組を行っています。
また、当地域にとって特に参考になることとしては、「広域連携によるブランド構築とインバウンド推進」ということで、2011年から西日本広域観光ルートの開発を行っていることです。(「インバウンド」は「訪日外国人観光」のこと。)
関経連が中心となり「西日本広域観光ルート検討会」を立ち上げ、新たな観光ルートを観光庁に提案。この提案が観光庁の「平成23年度中国における訪日旅行促進のための広告宣伝・旅行会社対策事業」に指定され、国直轄事業として展開されました。
昨年11月に実施した実証実験では、「九州から瀬戸内をめぐる5泊6日」と「大阪から北陸・白川郷・高山をめぐる4泊5日」の2コースを実施しました。
今年度以降、西日本地域への商品造成の実現、ならびに観光庁と連携したプロモーション活動を展開することにより、関西への新規旅行者開拓やリピーター獲得につなげていきたいとのことでした。
私たちも、新幹線の開業に向けて観光ノウハウを吸収することはもちろんのこと、開業のあかつきには、西日本コースを上越地域に繋げることができるかもしれません。
「北陸新幹線への期待」としては、やはり、敦賀延伸に伴う効果の視点と関西の整備促進運動が主なもので、残念ながら金沢延伸(2015年の開業)に対する積極的な意識は、あまり無いように感じました。
ただし、最後に講師の率直な感想として、関西にとっては、九州新幹線の開業に比べて北陸新幹線の開業の(向こうにある)イメージが湧かないし上越地域のエリアのイメージが湧いてこない。だからイメージが湧くようなプランや見えやすい、わかりやすいものを打ち出して発信してもらいたい。エリアとしてのまとまったイメージを発信することが重要、と述べておられました。
上越のイメージや情報発信については、いつも外の人たちから指摘されることですが、本当に重く受け止めなければなりません。
私は責任ある立場ではありませんので、提案する以外どうしてみようもありませんが、全くその通り、何とかしなければ、と思います。
「何とかすべきだ」。
私がしびれを切らして、先行していた九州新幹線(熊本県・市)の取組を例に出し、「新幹線開業を見据えた地域活性化の戦略と推進体制を早く構築すべきだ」と当時の市長に迫ったのは、平成18年9月議会の一般質問ででした。
それから丸6年が経ちました。この間、何度も議会で問題提起してきました。
そのような中、ようやく昨年2月に、遅ればせながら「上越市新幹線まちづくり行動計画」が策定され、その後の4月28日に本日の主催者の連携会議が発足したのでした。
しかし、その推進組織のありようも含め、まだ克服すべき課題をかかえていると思います。
セミナー後の懇親(情報交換)の席で、神田部長に、「一応、統一したスローガンはあるんですが」と、会場に立ててあった宣伝用ののぼり旗(「義のこころ 謙信公の地 いざ出陣」)を指差して説明しました。しかし、あまりピンとこなかったようです。
「謙信ならまとまるんですか」と神田氏。
「まとまります。まとまっています」と私。「ただし、これまで以上の地域イメージ(ブランド)としての発信力は未知数です」とも。
神田氏、これに対し意外にも、「信玄ほど、まとまりがあるんですかね」という感想でした。
((中にいればわからないが、外からはそういう感じなのか))と、正直びっくりしましたしショックでした。
「逆に変なイメージもないので、好きなことを言ってしまいましたが、これからどういうことを(私たち関西人に)刷り込んでいただくか楽しみにしています」と期待感をもってエールを送っていただきました。
私は、「一所懸命頑張りますので、これからどんどん近い関係でおつきあいをお願いします」と返しました。
改めて深く考えさせられるひと時でした。
しかし、それにしても、私の予想に反して、参加者が少なかったこともショックでした。全体的にもそうですし、経済界の参加者も少なかったと思います。
議員に至っては、見渡す限り県議は楡井議員のみ、市会議員は私と江口議員の2人だけでした。
懇親(情報交換)の場では、地元経済界の人たちは数えるほどで、行政職員で場がもっているような感じでした。
開業2年前にして、こんな状態で良いのでしょうか。
カラ元気でもいいからみんなで発奮して、問題意識を持って積極的に交流し、気付きや新たな発想や挑戦を行わなければ、どうして新しい時代に立ち向かっていけるのでしょう。
いずれにしても、ここから始めなければ、始まらないことはわかっているのですが。
18日の追加
本日の新潟日報の上越面に、「2015春 北陸新幹線開業 もてなしの戦略<番外編>」として、立教大学観光学部の清水慎一特任教授のインタビューが載っていました。
まさに上記で報告した課題そのものがズバリと指摘されていました。
「ただ共通パンフレットやマップを作るのではなく、統一テーマをつくって発信していくことが大事だ。」
「一緒にプロモーションするのはもちろん、域内の観光スポットや移動手段、宿泊施設を網羅した情報をワンストップで提供できないと連携とは言えない。」
「行政のイベントは一過性で終わることが考えられる。(住民がもてなしの心を持つ)気運の醸成にも力を入れるべきだ。」など。
そして、上越地域の魅力と課題については、
「首都圏、とりわけ北関東の人にとって最も近い日本海であること。都会の海と比べ自然が残っていて食べ物や酒がおいしく、豊かな農村が広がる。地域の魅力は大きい。そうした資源を生かし、体験プログラムなどを用意できるかどうか。」
「現状では新幹線を降りた後の2次交通が極めて足りないと予想される。」「路線バスやレンタカーだけではなく、並行在来線に観光列車を走らせるなど誘導ルートの整備を積極的にやらないといけない。」と。
こうしてくると、もはや課題はある程度見えているということでしょう。要は意欲とこだわりを持ってがむしゃらに、かつ継続的に実践しきることではないでしょうか。
そして、ついでに言わせてもらえば、頭と図体が大きいだけで身動きのとれない(みんなお付き合い的横並びで突破力のない)ようなものでなく、(言いすぎでした。「~ようなものだけでなく」)、戦略的かつ実践的な統合力と機動力をもった推進体制を確立することこそ急務だと思うのですが。
そして、最後に鍵を握るのは、いつの場合でも、特定少数のキーパーソンです。
戦略上のさまざまな部署にキーパーソンを配置し縦横に泳がすような度量(財政も含め)が経営(推進体制)の側になかったら、残念ながら先は見えています。・・・と思います。
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16日のブログの答え:6人
新幹線まちづくり::2012年
| 11:11 PM |
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石平 春彦
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